東北大震災_ボランティア第二弾

NEOKANAZAWA復興支援隊第二陣が満を持して出発!

今回の車はコレ!レンタカー屋さんから、ハイエースを借りました。

今回は運転もすべて自分たちがやります。もちろん、交代でです。

 

作業内容は、「養鶏場のガレキ撤去」と聞いております。前回よりもハードな作業が予想されますが、気合を入れて向かいます。ちなみに、向かう途中は、バケツをひっくり返したような雨の中を走行してきました。作業中止とかあり得るんじゃね?な~んて不安も抱えながら・・・

到着。

現地到着。

まずは朝ごはん。

 

朝7時に食べれるお店は、みなさんお馴染みのコチラでございます。

実は、現地に着いたら朝ごはんを食べなさいと、Sさんからお金をいただいておりました。

みんな、普段は頼まない高級メニューを注文しまくりです。私なんか、お新香を頼んじゃいましたよ!まぁ、庶民の味方ですね。このお店は。

念のため言っておきますが、この飲食店会社への恩義は一切ございません。宣伝ではございません。あしからず。

復興具合はいかが?

ご飯も食べ終わり、ボランティア受付(8時30分)まで少し時間があったので、前回ボランティアに来た寺島公会堂へ向かう事にしました。左の写真は、前回はなかった仮設住宅です。道路脇に並んで建てられたものです。大変な生活を強いられているんだろうなと想像しながら、公会堂へ向かいます。

↑畳が入りました。本格的に敷かれてはおりませんが、市への予算申請中で、予算が下りた段階で、窓を入れたり壁を補修したりするそうです。(近くを散歩していたおばあちゃん談)

 

←前回、かなり気合を入れて掃除をしたトイレです。使われている様子で、少し嬉しくなりました。スリッパの割合が3:1なのが気にはなりますけどね!

どうでもいい話ですが、ボランティアセンターの向かいにある病院、なんて読むか分かりますか?「総合南東北病院」そうごうみなみとうほくびょういん。

そのまんまですが、寝不足な人と、麻雀が好きな人は、これを「ナントンペイ病院」と読みます。「シャ(西)無いのは、しゃーない。」と、誰かがぼそっと言っていました。もちろん、車内はみんなシカトです。 この時は、なにか一丸になれた気がしました。

ボランティアセンター内に潜入

ボランティアセンターの外観の写真を撮り忘れておりますが、中に入ると、様々なものが置いてあります。一部を写真に収めてきました。千羽鶴の写真は、徳島県の有志より送られたものだそうです。この他にも、津波前と津波後の航空写真の比較だったり、猫ひろしの応援メッセージサイン入りTシャツなんかが飾ってあったりします。猫ひろし・・・お前もがんばれよ・・・って思っちゃいました。

 

さて、受付を済ませて現地へ向かいます。

本日の作業場所

養鶏場なんて、初めて見ました。

独特の臭いは想定内でしたが、下にある糞の山は、感動すら覚えました。

写真のように、2段組みで飼育されております。津波が来た時、下の段の高さまで水に浸かり、下の段の鶏はすべて溺死したそうです。現在は、残る約630羽で続けているとの事です。

マメ知識ですが、鶏自体を買うときは、一羽1,200円くらいだそうです。(養鶏場経営者談)

どこで売ってるんでしょうか・・・

 

作業内容は・・・

↑実際の作業は、養鶏場に隣接する荒れ地でした。

津波で土が上にかぶさり、その中にはガラスの破片やプラスチック、木々などが混じっています。それを撤去するのが依頼内容です。

写真でも分かると思いますが、ガラスの破片はとても小さいんです。それを見つけて、つまんで、集めて・・・写真や文章では伝わりづらいと思いますが、地味~な重労働なんです。全部で200坪はあるであろう作業荒地で、すべて終わるという想像がつきません。

「コレ、無理だろ・・・」と、心の中で叫んでいたのは私だけではなかったハズです。

それでも、みんな黙々と作業を続けます。いつの間にか雨も止み、暑い日差しが、思う存分にやる気を奪っていきます。

←こんな感じのところです。まぁ、無理っしょ!

 

 

そんなこんなで、お昼になります。お昼ご飯をコンビニで買って、ボランティアセンターで食べることになりました。

お昼です

コンビニに行くと、人がわんさか。私の大好物であるガリガリくんが、売り切れておりました。

 

ちなみに左の写真は、今回一緒に作業をしている、千葉からお越しの渡邊さん。なんと、千葉の百姓からかっさらってきたというスイカとメロンを、ボランティアやセンターの方々に配っていました。めっちゃ旨かったです。

自分の昼飯を後にしてのこの行動、見習う部分があります。尊敬します。メンバーとも話していましたが、この人と作業が出来て良かったと思います。

この日は、「在日インドネシア留学生協会東北支部」による炊き出しも行われておりました。ケチャップライスのようなものにキュウリと卵焼きを乗せた「ナシゴレン」と、デザート。とても不思議な味でした。こんなとこで、異国の味に触れられるとは、ちょっと得した気分♪

 

さぁ、お昼も終わって、もう一仕事がんばるぞ!

強力な助っ人集団登場!

午後からですが、別の隊が合流してくれました。なんと、その数20数人!

午前中は、NEOが7人、千葉からの渡邊さんチーム二人の合計9人だったのが、一気に30人チームでの作業になりました。まぁ、それでも終わりが見えませんけどね!

 

 

右の写真は、破壊してしまった工具です。こんなにがんばってるんです。

 

実は、あまりに疲れてきたので、「どっちが早く耕せるかゲーム」を開催したときに、破壊しちゃったんです。まぁ、ちっちゃなことは気にしない♪ワカチコワカチコォォォォォォォォォ!

 

 

これだけ集まりました。細かい作業なので、大変さを伝えるのが困難ですが。

 

 

 

さて、作業は終了です。雨の影響で高速道路が通行止めになっている個所があるそうなので、少し早めに帰路につきます。

第二陣終了しました

帰る前に、前回行けなかった海岸付近まで見に行きました。やはり、海岸に近づけば近づくほど、津波の爪後は残っています。写真に収めていませんが、決壊した防波堤の補修工事もまっ最中でした。

 

防波堤の意味をなさなかった津波の壮絶さを嫌でも想像させられます。

まだまだ完全復興には時間がかかります。

 

我々が作業した日の深夜、現地では震度5の地震がありました。

未だ原発に関する対策も不完全です。

 

我々の被災地に対する思いが、どんどん風化してしまうのは仕方の無い事だと思います。

出来るだけ思いだすようにして、気長に支援出来る方法を模索しないといけませんね。

 

今回は、大きな問題も無く無事帰ってこれました。

関係者の皆様、様々なご支援をいただいた皆様、心より感謝申し上げます。